■プロローグ
ワタクシ・ヨシダカズヒロは恥ずかしいぐらいに口腔管理の出来ていない少年でした。ミュータンス菌も多かったのでしょうが、口腔清掃も生活習慣も悪く、ご幼少のみぎりの頃から虫歯だらけでした。
んで、右下67が欠損していたので、インプラントによって咬合を回復しようと前から思っていました。ですが、ヨシダ歯科と同じインプラントを使っていて、信頼できる近隣の歯科医がなかなかいませんでした。平成21年12月、ようやく2名の術者を見つけて(笑)施術をお願いしました。
右下67が欠損していますが、オイラは顎関節症もあり口が大きく開けられません(回転寿司の軍艦は工夫しないと口に入らないほど)。またスペースもないので6番のみ1本のインプラントを入れることにしました。
■手術当日(12月3日 木曜日)
ヨシダ歯科に2名の先生をお招きして施術してもらいます。当院の衛生士・助手からは「先生、ドキドキしませんか?」と聞かれましたが、案外と不安感やドキドキもありませんでした。平常心です。
ジスロマックSRドライシロップ(抗生剤)を術前に1瓶飲みました。麻酔をして口腔内の清掃をしてもらいます。ボクはインプラントオペの時は麻酔をしっかりと多めに注入するのですが、他の先生はそれほどの量の麻酔をしないのですね・・・それが不安でした。
切開は痛くありませんが・・・ドリルで微妙な痛さを感じます。やはり麻酔量が少ないのでは?と不安になります。ドリルを交換していき、だんだん太い穴を形成しますが、ドリリングにかなりの時間がかかります(意外と骨が硬かったそうです)。
もう少しで激痛に???というぐらいの痛さでドリリングは終了しました。
次にインプラント埋入です。ツイストタイプ(ネジタイプ)のインプラントを入れていくのですが、ギュッギュッと骨が押し広げられるような微妙な痛みがあります。やはり、麻酔量が少ないのでは??と感じました。
埋入後、インプラントの蓋の部分を交換したり、縫合する作業があるのですが、ボクの口が大きく開かないため苦労かけました。手術は他の歯の抜歯1本を含めて午後5時から6時半までの90分でした。
術後、すぐに痛み止めを飲みました。
夕食は麻酔が切れる前に豚汁を少しと玉子かけご飯を少し食べました。頬、舌、唇を噛まないように要注意です。いつもは夜中まで起きているのですが、アイスクリームを食べ、転ばぬ先の杖とばかりに痛み止めを飲んで午後9時には寝ました
。
■手術2日目(12月4日 金曜日)
夜中に痛みで1回起きましたが、幸いに腫れは酷くありません。痛みは時折襲ってきますが、それほどの激痛ではありません。
朝は甘い缶コーヒーとアイスクリーム、昼は甘い缶コーヒーとロールケーキとアイスクリーム、夜はウドンを1/2食べました。
仕事中(診療中)、痛みの為に少しだけ無口になってしまう時間があります。治療を受けられた患者さんには無愛想な時があったと思うので申し訳なく思います。
激痛ではありませんが、痛みは時々襲って来ます。痛み止めは大切に持ち歩きましょう。
登別地区の忘年会がありましたがもちろん欠席です。DVDを1本見て午後10時半には寝ました。
■手術3日目(12月5日 土曜日)
相変わらず腫れは酷くありませんが、数時間に1回ぐらい痛くなります。痛くなったら痛み止めをすぐ飲むことにしてます。
朝はウドンを1/2、昼はびっくりドンキーでハンバーグを食べました。夕食は甘いコーヒーとアイスクリームとロールケーキです。
DVDを1本見て午後10時半には寝ました。
■手術4日目(12月6日 日曜日)
早朝に痛みで目覚めます。ワタクシ、うつ伏せになって右頬を下にして寝るクセがあるんですが、それも誘因となっての痛みだと思います。午前11時ぐらいにも痛みがあり、少し憂鬱になりました。
夕食はお祝いの席があって、美味しいシャンパンも用意したので思い切ってアルコールを摂取しました。勝手な判断でアルコールを飲む前「転ばぬ先の杖」と言いながらロキソニン(痛み止め)を服用しました。(真似しないでくださいね)
結局、酔うほどまで飲んじゃいました。(真似しないでくださいね)
当然のことながら、酔っているときは痛みを感じません。(だから、真似しないでくださいね)
■手術5日目(12月7日 月曜日)
早朝に痛みで目覚めました。昨日のアルコールが良くないんでしょうね・・・反省です。突っ張るような痛みがありますが酷くはありません。
が、縫ったカ所がどうしても気になります。舌でさわっちゃいます。昼と夕方にもロキソニンのお世話になりました。
食事は普通に食べられますが、噛みにくいのでどうしても固いモノをさけちゃいます。
■手術6日目(12月8日 火曜日)
今までの術者としての経験上、腫れがあったり見た目の悪さがあるほうが痛みが少ないようですね。ワタクシの場合、見た目の変化はないのですが痛みが長く続くのかも知れません。
思い出すのは腫れもない、傷口も綺麗な患者さんなんですが、ずいぶんと長い期間の痛みがあった方がいらっしゃいます。もちろん、今では痛みもなく上部構造も入っているのですが、その方と同じような感じなんでしょうね。
今朝も5時過ぎに痛みで起きました。ロキソニンを2錠のみました。
■手術9日目(12月11日 金曜日)
衛生士に抜糸(バツイト)してもらいました。衛生士が見るに「歯茎がベロベロしていて痛そう。糸が引っかかって上手く取れません」とのことです。そうですよね、何年も衛生士の仕事をしているスタッフですが、抜糸は初めてでしょう。
仕方なく、自分で自分に麻酔をして、手鏡を見ながら「そこ、そこ、そこを引っ張って根本を切って!!」と指示を出しながらの抜糸です。
抜糸すると痛みが少し楽になりました。
■手術10日目から1ヶ月ぐらい
とにかく、歯肉のベロベロが気になります。何度となく「自分で麻酔して切っちゃおうか」と考えました。ズーッと思っているうち、ベロベロが無くなりスッキリしました。
■手術約3ヶ月目
衛生士に模型上で何度も何度も2次オペの説明をします。自分で麻酔をしての2次オペ。インプラントは骨と強固にくっついているようです。
■それから1週間後
インプラント上部構造の印象(型取り)をしました。インプラントの型取りは普通の型取りと違いますので、これも模型上で何度も説明してやってもらいました。
■それから更に10日後
上部構造が入りました。今までズーッと何もなかった場所に歯が生えましたので.違和感が半端無くあります。舌が気になる〜、、気がつくと舌で触っている自分がいます。噛み合わせると妙に上の歯が痛い(笑
それでも久々に歯がある幸せを感じました。
舌感など慣れたのは、、、、数ヶ月かかったかも知れません。