お昼、TBS系列の「噂の東京マガジン」で悲惨な歯医者の現実を放映してました。かいつまんで書くと
- 歯医者が多すぎる。
- 保険点数が少なすぎる。
- よかれと思ってやったことでも不正があると厳しい取り締まりがある。とくに東京の某氏に恫喝されて自殺した歯科医もいる。
- 混合診療が認められない。ホケン治療は不十分である。
1について
:歯医者の数は増えることがあっても減ることはありません。店長不在、バイトだけで24時間営業できるコンビニの1.5倍も歯科医院があります。
2について
:メッチャ難しい親知らずの抜歯で我々が得られる収入は11.000円です。某先生が海外の学会の懇親会に行ったときのことです。その親知らずの抜歯の話になって「日本では11.000円だよ」と言ったところ、ジョークに取られたそうです。「何言ってるんだよ、11万円だろう?」って言われ、最後まで信じてもらえなかったそうです。
3について
:不正は悪いことです。まったく来てもいない患者の保険請求しちゃうとか、故意に安い金属を使用して高い金属代金を請求しちゃうとか、悪質な物は言い訳ができません。たとえて言うなら、、、貴方はタクシーの運転手さんです。飛行機の時間に間に合わないお客さんがいました。60キロ制限のところ75キロで走って捕まりました。問答無用、これで5年間の免許とりあげは酷すぎるでしょ。
4について
:もしラーメンがホケンで食べることが出来たら・・・・・・ラーメンの価格が世界的にみて500円だとします。 日本ではホケンで食べることが出来、かつ価格は安く抑えられております。ホケンのラーメンは100円です。100円の3割ですから30円で食べることができます。さて、チャーシュー麺は保険外です。チャーシューが200円だとすると、いくらでしょうか。30円+200円の230円で提供するのは違反です。保険外ですので、価格は世界標準の500円+200円の700円になります。
ホケンだと30円、保険外だと700円。ホケンラーメンと保険外ラーメンの価格差が大きいのが分かりますよね。銀歯だと3.000円だけど、白い綺麗な歯は70.000円ですよという意味が分かりますね。あまりの価格差にチャーシュー麺を食べる方はあまり存在しません。
そのことが歯科治療には起こっているのです。見えるところに銀歯を入れる。咀嚼能力に劣る取り外しの入れ歯を入れる。日本人の口腔内はGDPが日本の1/10ぐらいの国と同じでしょう。
安価でよりよい治療を・・・・今の日本では望むのが無理なんですね。
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