自国のことをことさら卑下し、変に諸外国を見習っちゃうのが日本人の良い所でもあります。特に”America is right”というような昭和40年ころの感覚を未だに引きずっています。
ですから、歯科治療に関しても「アメリカならアーダコーダ、、、だから日本はドータラカータラ」と語る輩が絶えません。
まあ、大金支払った時のアメリカの医療は見習うべきこともあますが、以下のニュースもアメリカの現実です。
24歳の米男性、歯痛で死亡
米オハイオ州シンシナティの男性(24)が8月31日、歯の感染症で死亡した。同市の大学病院医師が語った。
死亡した男性、カイル・ウィリスさんの遺族は、米NBCテレビの系列局WLWTテレビに対し、ウィリスさんは2週間前に親知らずが痛み始めたと語った。
歯科医は、親知らずを抜歯する必要があると告げたが、ウィリスさんは当時無職で無保険だったため、抜歯をしなかった。
その後ウィリスさんは頭痛と顔のはれに悩まされ、緊急治療室に搬送された。
おばのパティ・コリンズさんは、WLWTテレビの取材に「(医師らは)抗生物質と痛み止めを与えた。でも、ウィリスは抗生物質を買うお金がなかった。
そこで痛み止めだけもらった。でも彼に必要なのはそっちではなかったのよ」と語った。
痛み止めは効果があったものの、感染は拡大し、最終的にウィリスさんの脳に達した。
「歯科医に行って歯痛を治療しておくべきだった。そうすればこんなことにならなかった。みんながその教訓を得たわ」と、コリンズさんは語った。
米カリフォルニア大学サンディエゴ校の歯科医、アービン・シルバースタイン氏は、ABCテレビに対し、「歯の病気が深刻な症状をもたらすことを人びとは知らなさすぎる。
問題は目で見える部分だけではないんだ。多くの人が歯の疾病で命を落としている」と語った。
例えて言うなら、、、、
100キロの移動をしなければならないとします。
法に守られ「その距離の移動なら軽自動車を運転して行ってください」というのが日本。
国民皆保険制度なんて無いので「リムジンカーでお迎えに上がります、、、、えっ?支払いが無理?じゃあ徒歩で」というのがアメリカ。
ところで、America is right ってのは正しい米語なのだろうか?と思ったりしています。
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