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「よい親をもつ」
「甘い物を食べ過ぎない」
「おやつや食事の時間をきめる」
「きれいに歯を磨く」

上記4項目のなかで虫歯予防に重要な順序をあててみてください。

制限時間は10秒・・10・9・8・7・6・5・4・3・2・1・ゼロ

私は以下の順位だと思います。違うよヨシダのバ〜カって反論のある方はメール下さい。『はっはっー、あなたのおっしゃる通りでございます。どうもすいません。』の返信用定型文を作ってお待ちしております。

第一位・・・よい親をもつ
第二位・・・おやつや食事の時間をきめる
第三位・・・きれいに歯をみがく
第四位・・・甘い物を食べ過ぎない

よい親をもつ

虫歯に対する知識が豊富な親
その知識を子にじゅうぶん与えられる親
そして何よりも虫歯に対抗できる遺伝子をもった親
(唾液の量や質・ミュウタンス菌の有無・強い歯質など)

おやつの時間をきめる

「よい親を持て」って言ったてさ、いまさらしょうがないじゃんね。本当の意味で虫歯予防に一番大切なのは『規則正しい生活』と私は思っています。

きれいに歯をみがく

歯磨きも大切、これは間違いないところ。まあオヤジになると歯磨きは虫歯予防の意味合いより歯周病(歯槽膿漏・シソウノウロウ)の治療と云う意味が大きくなってきますね。

甘い物を食べ過ぎない

甘い物の制限も歯周病の治療という意味合いの方が大きいのかな?そんな感じがしています。

(以下、「立松和平」風に読んでいただくと雰囲気が出ます。)

今まで熱心に読んでくれた方は『ヨシダは甘い物食ってもいいよ』って言っているんだね〜。『歯磨きもしなくていいよ』とも言ってるんだな〜。これで虫歯が出来たらあいつのせいにしょうかなって思っているかも知れないね〜。
別にそういう意味じゃなくて、規則正しい生活が一番大切で、遺伝の問題とかいろいろあるからね、個人差はどうしても出ちゃうよって言いたかったんだね。
でも、こんな奴は気をつけたほうがいいね。

(「立松和平」風は疲れましたか?っていうか立松和平って知ってる?)

甘いジュースバリバリ

み物って一気に飲んじゃう時もあるけど、なんとなくチビリチビリ飲む時も多くないですか?それってヤバイのですね。風邪っぴきの時に内科や小児科の先生に○カリ○ェットを代表とするスポーツ飲料類を勧められ、それがくせになって哺乳瓶に入れて飲ませ続けて虫歯だらけの子も経験してますね。
飲み物は水かお茶って基本的に決めた方がベターですよ。
(う〜ん、ヨシダが言っても説得力ないな〜実は缶コーヒー大好きなんだよね)

のど飴事件

歯がほとんど無かったとあるお年寄り(男性)。ある時を境に信じられないぐらいの虫歯を作ってしまいました。このお年寄りの虫歯の原因は第一に薬の副作用で唾液量が少なくなったこと。第二に唾液が少なくなってノドがイガイガするので、何と、のど飴を一日に4〜50っ個も食べていたからなのでした。甘い物を長時間お口に入れていたためPHが中性に戻るひまがなかったんですね。

手先が不器用

学校高学年のある少年、真面目に治療に来てくれるいい奴なんだけど、いくらTBI(歯医者さんでの歯磨き指導)しても上手く歯ブラシが出来ない。彼はいい奴なんだけど「そんだけ不器用なら歯医者にだけはならない方がいいよな〜歯医者のバカは許せても不器用は罪だものな」と口に出して言いそうでした。

そんな彼でしたが、最近高校生になって、久しぶりに来院しました。少し”ブキ”が治ったのか、まともになっていて一安心したのを覚えています。

治療を中止すること

くに「歯が痛くなって、神経を取ってそのまま」っていうのが最悪。神経を取るときには虫歯以外の歯質も大きく削ることがほとんどです。そしてそのまま放っておくと、歯は抜かなくちゃならないし、ちゃんと治療に来ていたら一本だけの銀歯ですむところが、歯を抜いたことによってもっと大きな銀歯になっちゃうし、もう大変です。かみ合わせも悪くなるので、たくさん治療することが出てくるのですね。

こんな方が多いから我々の商売が成り立つってわけですよ。

にかく痛くなる前に治療。例えば日本国民が全員バリッっと全部の歯を治療して、全員が定期検診をまめに行っていたら、一時的に、総歯科治療費は莫大になるでしょうが、その後は、かなり低い値になるのではないのでしょうか?今現在では、歯をないがしろにしていて「ヤベーもうダメ」という患者さんが多いので、歯医者さん家業がなりたっている、という現実がありますからね。

すから、お口のなかがムチャクチャでも歯科医院に来るのは恥ずかしくないですよ。「あーダメじゃんこんなになちゃって・・」って歯医者さんは言うけれど、心の一部では「ありがとう、仕事をいっぱいもってきてくれて」って、思ってますから。どうぞ、心配なくいらして下さい。

、不幸にしてむし歯になってしまったら、どういう治療をするのか・・。ポピュラーなC1・C2・C3・C4に分けて見てみましょう。

歯の構造を知っておくとわかりやすいです。gif画像を特価の"しゃくまんえん"で譲っていただいた熊坂先生に多謝!

COです

C2です

C2です

C2です

C3です

C4です

C4です

C1

大したことないですね。実はC1の前の段階でCO(シーゼロでなくてシーオーです。何故かは特に秘密にすることもないけど秘密)っていうのもあります。COは経過観察、C1はお薬を塗ったり、シーラントというプラスチックを埋めたりすることが多いです。

実際の治療現場ではCOとC1とC2の初期は判断しにくいですね。まあ、大したことはないので痛くなく治療を終えることが出来ます。

C2

あーC2ですね。もしかしたら少ししみてくる感じがあったでしょうか?前歯だったら自分でわかりますが、奥歯ならご自分ではなかなか気づかないですね。

治療は前歯だったらほとんどがCR(コンポジットレジン)っていわれる白いプラスチックの詰め物ですね。

奥歯ならインレーという型を取ってからいれる銀歯もありますし、CRで埋めちゃう事もあります。最近、ヨシダ歯科では使わないですが、アマルガムという銀歯の素を詰める事もありますね。一本の歯であちこちに虫歯があるときには、全部をかぶせてしまう事もたまにあり得ます。

治療はもしかしたら痛いです。でも死ぬほどじゃありません。もっともC2でもかなり深い虫歯の時は麻酔をします。

C3

とうとう神経まで虫歯がいってしまいましたね。痛かったでしょ?「神経がでていたい」ってのがこの代表で、Pul(プル)と歯医者さんでは呼んでいます。

で、その神経が腐ってしまったのが、Per(ペル)と呼ばれているもの。前は痛かったんだけど最近いたくないぞっ、て思ったらそれは悪くなった証拠です。神経まで虫歯なのに痛みを感じずにそのまま腐ってしまうこともあります。

Perはひどくなると顔まで腫れてきます。腫れ出すと痛いです。でも、無神経な方はPulの時もPerの時も痛みを感じずに、次の段階のC4まで無症状でいっちゃうこともあります。

Pulの治療はほとんどが「麻酔をして神経をとる」という、だいたい想像つくものです。麻酔をしないでお薬で神経を殺して・・って、昔はやっていたようですが、今はあまり行われないのでは?

Perの治療は「腐った神経のところをカリカリときれいにする」というのが基本です。基本的に麻酔は必要なしです。

どっちにしろ銀歯や白い歯をかぶせることが多いですね。C2の時のように『つめるだけ』ってこともあります。

C4

ありゃりゃりゃ、C4ですか・・。(私はG3です、はやくG4欲しいな・・・関係ない?)C4は基本的にはEXT(エキスト・・抜歯のこと)ですね。保険治療用語ではC4イコール抜歯です。

でもね、最近の歯医者さんはがんばるんですよ、歯ぐきを切ってみたり、骨を削ってみたり、一度抜いた歯をまた埋め込んだり、必要ない親しらずを抜いたところに移植したり・・なんとか歯を失わせずにがんばるんですね。

わたくしそういうの大好き!なんか、やったぞって気になるんですよ。そろそろ歯医者さんもセコンドオピニオンが必要ではないかと感じる今日この頃です。

々とむし歯に関するページを見ていただいて感謝いたします。少しはお役にたてたでしょうか?

C1以上の虫歯は一度できてしまいますと元には戻りません。よくちまたで「歯医者さんで歯を治した」って聞くのですが、「治る」という言葉を「元に戻る」と解釈すると、実際のところ歯は治りません。銀歯にしろCRにしろ虫歯に別なものを付けているだけなんです。

療のところでは個々には書ききれないほどのいろいろなケースがあります。いろいろな治療法があります。特に北海道の歯科は保険治療がほとんどなので、『患者さんのため』と『保険治療の制約』との狭間でうごめいているのが実状です。

質の治療をすべての方々に・・まず100パーセントの歯医者さんがこう考えています。●治療に関わる報酬をもっと多く。●患者さんの負担無し。●その代わり治療費の不正請求は厳しく・・・こうすれば・・(あとは愚痴)