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指しゃぶり

[ 原因 ] [ 弊害 ] [ やめさせる方法 1]
[ やめさせる方法2 ] [体験者から]


指しゃぶりの原因

  • 吸啜反射(何でも吸ってやろうという本能みたいなもの)の一つやその代償として、たまたま指を吸いだし、習慣化したものが多いとされています。
  • 疲れたり、精神的に緊張していたり、寝る前のぼんやりしているときに指をしゃぶることがあります。
  • 普通は4〜5歳ぐらいには自然に無くなってしまう癖です。
  • 4〜5歳で癖が無くなるとあまり心配はいらないでしょう。

指しゃぶりの弊害

歯並びが悪くなってしまいます。

  • 上の前歯と下の前歯がくっつかない(開口)
  • 上の前歯が外側に曲がって生える(上顎前歯の唇側傾斜)
  • 下の顎が後方に押しやられる(下顎遠心位・将来顎関節症に陥る危険性も高い)
  • 上の歯列が狭くなる(上顎歯列弓の狭窄)
  • 歯並び以外では「唇が反転してしまう」「鼻腔の形の異常」「指先の皮膚異常」などがあげられます。

まあ、上記のことなんかどうでもいいことですね(よくはないか)どうしたら、指シャブリを止めさせることができるか、これが問題でしょう。

な〜んて偉そうなコト言ってますが、指しゃぶりで死ぬことはないし、将来にそんなに悪影響を及ぼすほどのコトかなぁ?なんて思うわけですよ。大人の方で『子供の頃の指しゃぶりが原因で頭が悪くなった』だとか『子供の頃の指しゃぶりが原因で寿命が縮まった』だとか聞いたことないもんな〜。

止めさせる方法・その1

尊敬する大先輩・くまさか先生からお聞きした方法です。半信半疑ながらやってみると大成功!!その方法とは・・

『○○ちゃん、いつまで指しゃぶってるの?だめでしょ!!』と言うのは禁物。精神的ダメージを受けて、ますますやめられなくなってしまいます。

例えば右手の親指をいつもしゃぶっている、まさる君がいたとします。まさる君には、まさる君という人格とは別に右手の親指という別の人格がいると信じ込ませるのです。指をしゃぶるまさる君が悪いのではなくて、まさる君のお口に勝手に入ってくる右手の親指が悪いのだと信じ込ませるのです。

具体的にはこう言い聞かせるといいでしょう。
『このゆびがわるいんだね〜』(右手の親指を持ちながら)
『もうまさる君のお口に入ってきてはだめですよ』(右手の親指に話しかける)
『ほんとうに悪いおゆびだね』(ここでピシャンと親指を軽くたたきます。そしてまさる君に同意を求めます)
『こんどからまさる君のお口に入ってくるのはやめてね』(少し大きな声で親指に話しかけます)

このとき重要なのはまさる君に同意を求めることです。この方法でほとんどは指しゃぶりを中止させることが出来ます。

止めさせる方法・その2

それでも指をしゃぶってしまうまさる君にはどうしたらいいでしょうか?神奈川歯科大学・小児歯科の研究で以下の方法が発表されています。

コットンの靴下を用意します。靴下に1メートルほどのひもを付けます。靴下を手にはかせてその上からパジャマを着せて寝てみましょう。(子供の手袋にひもがついていて、落とさないようになっている物を見かけますよね、あれと同じです。南国の人には分からないかな〜)

コットンの口触りはとても悪い物で、睡眠中に指を入れたくても止めてしまうことでしょう。このとき重要なのはお母さん(おとうさん)が寝るときにそばについていてあげて、ギュッと抱きしめお話を聞かせながら寝てあげてることです。手にはめている靴下は右手の親指がかってにまさる君のお口に入らないようにするおまじないです。

どうか、がんばって下さい。決して指しゃぶりをする本人を責めないで下さい。逆効果です。